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見守り支援システム「眠りSCAN」
入居するみなさまの夜間の状況をリアルタイムで把握できるシステムを導入し、ご入居者にとっても職員にとっても、より安心できる環境を整えています。
見守り支援システム「眠りSCAN」について
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芹田福祉サービスの全施設で「眠りSCAN(スキャン)」という介護ロボットを導入しています。眠りSCANとは、ベッドに設置したセンサーにより体動(呼吸、心拍など)を測定し、睡眠状態を把握するシステムです。これによりご入居者の生活リズムの改善や健康状態の把握が可能となります。
「眠りSCAN」で得られる安心
睡眠時の状態をリアルタイムで確認
入眠状態、呼吸、心拍数、在離床などセンサーで得られたご入居者の状態を、スタッフがパソコンや携帯端末でリアルタイムに確認します。
また、複合的な情報が各端末に的確に発信されるので、ご入居者がご自身でも気づかない体調変化を把握する助けとなります。
睡眠状況に合わせた的確なケアを実現
パソコンなどの端末でご入居者それぞれの状態がリアルタイムに一覧で表示されます。それぞれの睡眠や覚醒状態を確認することで、スタッフは効率的に必要なケアを行うことができます。
体調変化の早期発見
ベッド利用中の呼吸数や心拍数、睡眠状態、覚醒、起き上がり、離床動作などご入居者それぞれの状況が“見える化”され、体調変化の早期発見が可能となります。
職員の負担軽減と安全な見守り
ご入居者の睡眠状況をリアルタイムに把握できるので、夜間でも効率的な見守りが可能となります。夜間巡視の際にもご入居者の睡眠を妨げることなく、トイレ誘導やおむつ交換を行えます。
効率的な見守りによって職員の身体的かつ精神的な負荷が軽減され、ご入居者にとっても職員にとっても、より安全で過ごしやすい環境が得られます。
各施設の導入・活用状況
- ぬくもりの里 島立:全床導入(90床)
- ぬくもりの里 伊勢宮:全床導入(39床)
- ぬくもりの里 今井:希望者にレンタルしています
- ぬくもりの里 今井二号館:希望者にレンタルしています
- ぬくもりの里篠ノ井:全床導入(72床)
- ぬくもりの里栗田:全床導入(45床)
眠りSCANレンタルの内容
- 眠りSCANの設置、設定をいたします.
- 看護師が月に1度、睡眠の様子、呼吸、心拍の様子などの状況をお知らせすることができます。
- 抽出データをご本人やご家族に印刷してお知らせすることができます。
導入の経緯
多くの施設で、夜間や早朝は介護職員の人員配置が限られています。そのようななかで介護職員は工夫を重ねてご入居者の安全と安心を守ろうとしてきました。ですが、うまくいかない部分もあり、限られた人員配置ではいずれ限界をむかえることが予測されました。
そうしたことは私たちだけでなく国も予測していて、厚生労働省は介護ロボットの導入について推奨する動きをしています、いわゆるIoT(ありとあらゆるモノがインターネットとつながる仕組みや技術のこと)機器の活用を促進するものです。
参考サイト:介護ロボットの開発・普及の促進(厚生労働省)
もし機械を導入することで、ご入居者の睡眠状態や呼吸状態の測定、推移、記録の蓄積などを行い、生活リズムを把握し、データを基に看護師や主治医に健康相談ができたとしたら、ご入居者はもちろん、スタッフにもメリットがあり、相乗効果を得ることができるのではないか……。
そう考えて導入したのが「眠りSCAN」という最新鋭の介護ロボットでした。
眠りが人体に与える影響は良くも悪くも大きいウェイトを占めます。その大切な眠りに加えて、心拍や呼吸などのシグナル発信ができることのメリットを「眠りSCAN」から感じています。
利用中の入居者の声
Aさん(89歳 女性)
今はすごい装置があるんですね。自分では気づかなかった眠りの浅い時間や心拍数の増加がはっきりと見えることで主治医に相談できるようになり、とても安心です。
Bさん(78歳 男性)
睡眠時無呼吸ということを看護師さんに指摘されて、驚きはありましたが、丁寧に説明してもらってお医者さんにお手紙を書いていただき、いい方向に向かいました。自分の身体の様子は自分ではわからないものだと思いました。これからも眠りの状況を見てもらいたいと思っています。
職員の声
眠りSCANを導入してから入居者のみなさまの生活リズムがデータ上でわかるようになり、起床時の声かけのタイミングを図って自然な目覚めを促せるようになったと思います。
また、呼吸数や心拍数を測定・記録できるので、体調変化に気づけるようになり、病気の早期発見が可能になりました。早期発見できれば、入院することなく主治医との連携で治療が可能になりますので、ご入居者の不安軽減にも役立っていると思います。