看護師はご入居者の体調の変化を常に気にかけ、緊急時には的確に対応できるよう常に備えています。ご入居者の健康を支える看護師にインタビューしました。
匿名／看護師
仕事の内容は？
サービス付き高齢者向け住宅に入居する方は、ひとりでの生活が難しくなり、住み慣れた家や家族と離れ、不安やさみしさを抱えていらっしゃることが多い。だから安心して生活していただけるよう、常に様子を見て、声をかけ、昼は常駐し、夜はオンコールでいつでも対応できるよう備えています。
訪問看護に就くまで
子どもの頃から手に職をつけるよう母に言われ、母の妹が看護師だったこともあり、いつの間にか自分も目指していました。看護学校を出て病院に勤めていましたが、3人目の子どもの夜泣きがひどくて、上の子も見ないといけないし、限界を感じました。
病院を辞めて、ここへは知り合いに誘われて2018年11月から勤務しています。訪問看護ステーションの立ち上げから携わりました。それまで病院勤務の経験しかなく、訪問看護についてはここへ来てからイーラーニングなどで学び、ゼロから仕組みを作ってきました。
訪問看護にはもともと興味がありました。病院勤務は予定外の入院や急変の対応など、常に慌ただしく、患者さん一人ひとりにゆっくり関わる時間がない。訪問看護だと１対１で向き合えます。
今では篠ノ井、今井、今井二号館に入居している方すべての病名や処方箋、かかりつけ医などを把握し、介護員の方も含めて緊急時に対応できる体制を整えています。
職場の雰囲気は？
4人いる看護師は、みんなそれぞれ子どもがいます。運動会や授業参観など予定があるときはお互いにやりくりしてシフトを組んでいます。有給休暇もあるし、有給扱いになる特別休暇も取得できます。
残業や夜勤はない代わりに、オンコールに備えなければいけませんが、みんなが協力的です。子育てするお母さんには、とても働きやすい職場です。
芹田福祉サービスでの仕事のやりがいは？
入居者の方に「ありがとう、また来てね」「おかげで安心して生活できるよ」そんなことを言ってもらえると何よりうれしいです。今は管理者の立場なので、はっきり言って荷が重いですよ。でも仲間がいるからやっていられる。人間関係に助けられています。
看護師になる勉強は大変だし、仕事も大変。それでも国家資格は強い。生涯の助けになります。私は結婚して子育てして、いったん辞めてからも正社員として再就職できました。そんな姿を見てか、高校2年の娘は看護師、中学3年の娘は薬剤師を目指しています。
